目 次
14.コラム(目次)
- 14.1早わかり:乳酸菌産生エキスとは
- 14.2腸の老化はどこから始まるか
- 14.3平均寿命と健康寿命
- 14.4腸内細菌は免疫機能のコンダクター(指揮者)
- 14.5乳酸菌と流鏑馬(やぶさめ)
- 14.6乳酸菌産生エキスと相棒
- 14.7命の時間を考える
- 14.8健康と食事を考える
- 14.9臓器の寿命を考える
- 14.10戦う武器と守る武器
- 14.11女性に便秘が多いのは命を守るため
- 14.12 3秒後に弾が出るピストル
- 14.13植物性乳酸菌は誤り
- 14.14糠味噌漬が美味しい理由
- 14.15サプリメントの思い込み
- 14.16認知不協和とは何か
- 14.17カスピ海ヨーグルトの怪
- 14.18不純物を考える
- 14.19化粧品と宇宙
- 14.20腸内宇宙の話
- 14.21乳酸菌と音楽
- 14.22yahoo知恵袋
- 14.23醤油と丸大豆
- 14.24糖と食物繊維を考える
- 14.25栄養と栄養素の違い
- 14.26炭水化物と糖質について
栄養と栄養素の違い
厚労省のHPによりますと栄養とは、「呼吸、消化吸収、排泄、運動、成長、繁殖などの生活現象を維持し、健康な日常生活を送るために必要な物質を外界から摂取し、これを利用し、不要なものを排泄しながら生命を維持していくこと」を指します。漢字の意味をそのまま解釈すれば、栄養は栄え養うと書きますので、生きていくために食事を摂ることそのものを指すわけです。 タンパク質は栄養ではなく、タンパク質を摂ることが栄養というわけです。 「栄養が足りない」が正しい使い方となります。 一方栄養素とは、「生活現象を営むために外界から摂取しなければならない物質のこと」であり、具体的にはたんぱく質やカルシウムなどがこれに該当するとされています。よく三大栄養素として、「たんぱく質・脂質・炭水化物」が挙げられますが、これらは栄養素を摂ることが栄養なのです。 このように、栄養と栄養素には、明確な違いがあるにも関わらず、混同したり間違った使い方をされる場合が多いようです。 上記の三大栄養素も、「たんぱく質・脂質・糖質」などと書かれている場合もあり、注意しなければなりません。
