糖質ダイエットという言葉が流行り、炭水化物を摂らずにダイエットなどという減量方法ですが、実(まこと)しやかに語られるようになりました。嘆かわしい誤解だと言わざるを得ないです。我々に必要な栄養素としてあげられる炭水化物を細かく分けると図のようになります。 厚労省によれば、人間の身体になくてはならない栄養素のうち、エネルギー(カロリー)源となる「たんぱく質・脂質・炭水化物」を『エネルギー産生栄養素』と呼んでいます。以前は三大栄養素とも言われていました。 この中の炭水化物をさらに細かく分け、腸内細菌の中の善玉菌を増やすとされる食物繊維を除くと、糖質という成分となります。糖質には、炭水化物と同様にビフィズス菌など善玉菌の餌となるオリゴ糖も含まれます。 さらに糖質の中には糖類という、砂糖やブドウ糖、麦芽糖などの、すぐに吸収されてエネルギーになりやすい成分が分けられています。過剰に摂取された糖類はインスリンの働きで脂肪として蓄えられることになるので、糖類をある程度制限するのは理解できます。しかし炭水化物には、むしろ食物繊維やオリゴ糖など、消化されても脂肪にならないどころか、メネキ既往を高める可能性・・・
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